ここにも明るい話題が・・・

 今日はランチタイムを利用して、茅場町の老舗の蕎麦屋で送別会。このお店は明治初期から続く現在の当主は三代目の江戸っ子好みの蕎麦屋である。が、2.3日前のある飲食店の宣伝に「当店は1997年から続く老舗の・・・」とあって1897年?の間違いかと目を凝らして読んだが1997年の開業に興ざめした。競争の激しい世界で20年近く続いて来たことは評価するが、老舗の意味を取り違えていておかしい・・・

 

 またまたはじめから横道に逸れたが、中国での代表のお一人としてちかじか上海に赴任する大手メーカーの旧知のリーダーへのお励ましとビジョンを拝聴するひとときであった。

 ご本人さまは年明け早々既に現地に飛んで、現体制をご自分の目で確かめ上海本社だけでも100人を超える現地スタッフとどのように中国の地で日本製品を展開してゆくかを模索しているとのことだった。平均年齢が30代後半で、全体の70%が女性という組織構成はいまの日本では考えられないが、その方達とどのように自社製品を展開してゆくか、「まずは現地スタッフにあなたの会社の大フアンになっていただく、製品が好きで、好きで、愛と尊敬と誇りを持って仕事をしていただくことでしょうね」と話したら、「驚いたことに彼らは日本語をしっかり勉強していて、社内での仕事は日本語と英語で間に合いそうなのです。ただ僕自身は個人的に、着任したらすぐに中国語の学びを始めます。」

 中国には世界中からたくさんの企業が進出していて、その企業が中国でどのようなビジネス展開を目指すかによって、受け入れる側の対応や印象も変わると思われるが、この会社のように”要”は日本から数人出向いて方向性を明確に示し、実務はほぼ現地の方達にお任せするのは、‘60年代のアメリカ企業が日本に進出して来た頃と比較して、相手国に配慮した、現地に受け入れられやすく根を張りやすい理想的なマネジメント・スタイルであると思った。 中国のスタッフと強い絆を築く中で、押しつけではなくて、ごく自然に日本の文化や習慣、歴史などを折々に話して、相互理解を深めていただきたいと願っている。

 ポジティブで、人を動かすスキルを修得している彼の中国での成功は間違い無しと明るい気分で午後からの仕事に取り組んだ。