仕事は一つ一つ片づける

デール・カーネギーの、日本における50年を振りかえる作業は、私の過去50年を振りかえることにもなり、思いがけずに懐かしい時間を過ごした。が、感傷はない。ただ、全く無縁の世界を歩んでいたつもりが、いつもどこかで繋がっていた発見は、これを「ご縁」と言うのだろうと、妙にこの言葉に納得した。生きて来た長さだけ、さまざまな発見があることを楽しんでいる。

本を出版するご計画もあるとの事で、この原稿依頼もあったが、午前中に全て片づけて大きな「○」をつけることができた。ピリオドを「○」で表し、これで終了。と決めると、次の仕事が降りて来て、スッキリした気分で新しい仕事に取り組める。

週末はセミナーの参加予定と、鎌倉の両親を訪ねたいので、今日の午後はその前に片づけておきたいことを全て実行に移すため、六本木のグランド・ハイアットに行く。ちょうど東京映画祭の真っただ中で、夕方の時間とも重なって、ロビーにはタキシード姿が多く見受けられた。それにしても、海外の社交界に出る年齢の高い方達は、どうしてこんなにカッコイイのだろう。ゆったりとした年輪を感じさせ、タキシード姿がご自分の人格の一部を示している。通りすがりに眼のあったご夫妻に思わず「よい夜を!」と笑顔で語りかけてたら。「ありがとう!あなたもね。」と笑顔の言葉が返ってきた。一つの仕事を片づけたゆとりが、心を豊かにしてくれた。

 

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コメント: 1
  • #1

    sex telefon (火曜日, 31 10月 2017 19:37)

    Zenonin