皆で成長する

昨日の日曜日は、午後から友人が理事長を務める日本太鼓財団主催の第15回日本太鼓全国障害者大会でダイナミックな音色を楽しんだ。

毎回驚くのだけれど、聾唖者が力強い太鼓の合奏で見事なハーモニーを作り上げている様子には言葉を失う。指導者たちのプロフェッショナルなお仕事ぶりに拍手をおくりたい。演奏者の皆様は、太鼓との出会い、指導を受けることで、生きがいや達成感を感じている様子が伝わって来た。イキイキしていた。

皇后陛下にご臨席を賜り、年々成長著しい障害者のスキルの向上にふれていただいて、お驚かれたに違いない。拍手の音が聞こえない彼らのために、手を高く上げてひらひらと振り上げる賞賛のポーズを数年前に教わった。今回はその説明は無かったにも拘らず、皇后様は拍手ではなくて、手をお挙げになって熱心に賞賛のヒラヒラをおくっておられた。それぞれの障害に対応した細やかなご配慮に感服した。何よりも演奏を心からお楽しみのご様子だった。

15回目を迎えた今回の特徴は、練習に付き添っていたお母様たちが、いつの間にか仲間入をして、ご一緒に楽しそうにステージで演奏をしているお姿だった。胸が熱くなった。皆で楽しく熱心に取り組んで、皆で成長する・・・素晴らしい!!そして、このような場をつくって社会貢献をしている友人の取り組みにも頭が下がる。