明日に繋がる今日の一言【ドキュメンタリー】

1946年NY 生まれのオリバー・ストーン監督が来日中で、広島の平和資料館や関係者たちと会って原爆被爆地の実体を目の当たりにしていることを知った。

オリバー・ストーン氏ご自身はイエールの学生の時、ベトナムに半年従軍している。「プラトーン」「7月4日に生まれて」「JFK」「ニクソン」などの作品があるが、昨年、テレビドキュメンタリーシリーズ「もうひとつのアメリカ史」(全10本)を制作。第2次世界大戦前夜の1930年代からオバマ大統領登場に至る米国現代史を独自の視点で描いたもので、脚本はカズニック准教授と共同執筆。特に原爆投下には1本を充て、当時の米政権内には反対する声が多く、原爆を使わずに日本を降伏させることができたにもかかわらず、最終的にあえて原爆投下に踏み切った経緯を明らかにした。こうした最近の彼の取り組みに関心を抱いていた矢先の今回の来日である。広島、長崎を訪問する目的について、「被爆者に会い、彼らの経験を聞きたい。ドキュメンタリーで掘り起こした憂慮すべき史実の数々を、できるだけ多くの日本の人々に知らせたい」と言っているという。−ハフィントンポストより引用−

この時期、毎年国家と平和について考えて来た。68年を経て見えて来るものを受け止めて、現在なお地球のあちこちで起こっている様々な争いを冷静に見つめ、次の世代が安心して暮らせる平和のための解決に繋げたい。そのような意味でも、ドキュメンタリーは事実を客観的に表現でき、多くの人の目にふれることができるすばらしいツールの一つだと最近特に関心が深い。