明日に繋がる今日の一言【推敲】

大切な小論文を日本語と英語の2カ国語で紹介する冊子をつくりたいと準備をすすめている。

日本語が原文で、これを英文に訳して、日本語・英語の両方で紹介したい内容である。それにしても驚くのは、筆者の度重なる推敲である。言葉を大切にするとはこのことかと感じ入っていたが、ご本人にとっては、そんないいかげんな思いからではないらしく、少しでも新たなご開発内容や、考えていることを、正確に、判りやすく、伝えるかに集中しておられる。特に「てにおは」は日本語の格助詞4つですが、 外国語には見られない日本語特有のもので、これが一カ所変わるだけで、文章全体のニュアンスがまるで変わることを経験している。今日送られてきたのは、7回目の完成品(毎回そう思って受け取るが、2.3日すると更に良い内容が届く)。論文でありながら読みやすくなって、まるで筆者の肉声を聞くような躍動感が加わってきた。

推敲を通して文章が磨かれていくことを、あらためて教えられている。