エネルギーの質

 年明けから、「お会いしたい」とアプローチがあったり、暫くお目にかかっていなかった方々と、短時間でも積極的にお会いすることを実行している。

 これまでお目にかかった方達は、また一段上のステージで、素晴らしいお仕事やお力を発揮していて、自信に溢れ、眩しいほどのエネルギーにみなぎっていた。 

 この方達から新たな刺激や発見を戴き、ときには視点の違いを学んで、いまはこれまでにない感謝の思いやワクワク感が私の中で広がっている。

 お目にかかった相手からも「元気をいただきました。」とか「刺激を受けました。また是非お会いしましょう」と言っていただき、リーダーを育むことをミッションとしている私としては、win-winの関係を築くことができて嬉しく思う。

 先の見えない困難な時代だと言われている中で、ご自分らしく生きながら、確実に自己と現在の取り組を成長させている方達の特徴は、目先にこだわらず遠い先を見ている。欲張らない。周囲に簡単に影響されない信念の持ち主。そしてエネルギーの質が高い。などの特徴がある。

 その中でもわたくしはエネルギーの質に注目した。エネルギーの質にはメンタル(精神的や心や知力)面とフィジカル(物質的、身体、肉体)面があり、両方のバランスが取れて初めて物事がスムーズに運ぶように思われる。どちらかに比重がかかり過ぎるとバランスが保てなくなる。するとそのしわ寄せが来るので、そこからほころびが始まる。わかっていることだけれど、綻びが目の前に現れるまで気がつかない。或は気づかぬふりをして見逃して墓穴を掘る。これまでそれによる失敗や不幸をたくさん目にして来た。

 欲張らないことと消極的は全く別であると思う。取り組の中に欲が入り込むと前後が見えなくなって、ここでも綻びが始まる。くわばらくわばらである。

消極的な生き方をいまの私は肯定しない。人生最後まで積極的に前向きに生きたい。こんなことを久しぶりに再会した方達と話しながら、この先の夢をお聴きする「ウーンさすが、素晴らしい。せっかくだから夢ではなくてビジョンに変えてくださいね」「ホーラ来た、そう来ると思いました。」「そう、そのためにもエネルギーの質を高めることを絶えず意識してください。」悪い癖で最後はコーチで終わる。