地球は広いと感じた日

 深夜羽田を発ってドバイ経由で約23時間かけて南アフリカのケープタウンに到着。迎えの車に乗ったとき、ホッとすると同時に「ああ地球は広い」と久しぶりに感動した。到着地は夏の午後5時半、この時間の日差しはまだ強く、東京を離れた1月末は雪が舞っていたので、重いオーバーコートを手に真夏の太陽に迎えられて少しクラッとした。

車窓からの景色もこれまでの訪問地と違っていた。あまり高くない山、というより頂上がテーブルのように平らなテーブルマウンテンと呼ばれている山やライオンの顔と呼ばれる山々に木はあるけれど海からの風が強いのか、枝や葉があまり茂っていない。砂漠で見る木とも違った独自性を感じた。海と空の境界線が見分けられない程の澄んだ深い青。この国に住む人々の長い長い戦いと、ようやく最近手にした平安を象徴しているようだと勝手に思った。

サッカーの国際試合会場の大きさが目を引いた。


 ニューヨークの友人を中心に、各国から友人・知人たちが続々と集まって来る。皆大きな変化の只中にあることを感じながら、夫々は何を考え行動しているのか、直接お目にかかって近況の交換ができることをとても楽しみにしている。