七五三

 11月は3日は”文化の日”、 今日15日は子供の成長の無事を祝う”七五三”で、何と平安時代から祝われてきた長い伝統があり、三つの数字を加えたら十五になるので、毎年11月15日に菊の花の香りをいただきながら時代を超えて守り抜かれてきた習慣だとききますが、子を想う親心や日本人の魂の美しさと少しのユーモアを感じます。

 幼稚園の帰りに、千歳飴ならぬランチボックス片手の二人の幼なかった息子と明治神宮に立ち寄り、健康祈願をした遠い日が懐かしく思い出されます。

お陰さまで二人は健康に守られ、健やかにその後の人生を歩んでいます。

 

 道教の教えをくむ古代からの修験道では、霊山に分け入り儀事儀礼を経た後、7・5・3、5・3・7、3・7・5 の違い垣を通ると過去、現在、未来が見えて、進むべき道が明らかになると聞きます。とりわけ古代のリーダーたちは、3・7・5 の違い垣を呪文を唱えながら渡ることで、来るべき未来を見せられ、それを実現するために夢中になってことに取り組んだと聞きます。

 きょう、七五三を迎えた子供たちの未来に夢を託しながら、本気で明るい未来に必要な私どもで出来ることに取り組みませんか?七五三にはそんな意味も込められているように思います。