耳に入らなくなった

 最近面白い話を耳にしました。それは、”2002年から人の話を聞いても入らなくなった”というのです。つまり話し手から影響を受けたり感動することが無くなったということのようです。わたくしは意地悪に「それは話手の話す内容が面白くないからでしょう。興味をそそられない。あるいは掘り下げ方が甘くて上滑り、それとも聴きたいと思わせるテーマを選んでいなかったのではありませんか?だから話の印象が薄くなって、入らないのよ。」「いやー、テーマは弊社にとって最大の関心事だったし、情報も盛りだくさんでした。でも、何も残らない。」「それでは意味がないではありませんか?どうなっているの」「・・・」言い過ぎたと反省しましたが、時間とお金を使ってセミナーに参加しても、何も耳に入らなくて、空っぽで帰って来たでは、ちょっと情けない。しかもこの状況が12年も続いているのは問題だと思う。

 聞き手の魂の部分に問題はないのだろうか、同時に話し手は、その場のリーダーとしてリーダーシップを自覚し発揮しながら話をしていただろうか?

 

 時代が求める価値観を共有しながら、リーダーとしての責任を負うことで、聞き手の耳に入る言葉が出て来るように思う。ただの情報提供者に終わっていないだろうか?