どうして皆こんなに忙しいのだろう

 関東地方に梅雨明け宣言が出た。いよいよ本格的な夏を迎え、夏休み休暇の季節なのに、私自身を含め周囲はどうして皆こんなに忙しいのだろう・・・

お忙しい方ほど、こちらからの問いかけに早い対応をしてくださり感心する。

 どちらかというと外資系に勤めるリーダーの方との親交が多いが、彼ら彼女たちのレスポンスの早さには感心する。また彼らとは説明せずとも世界の動きと歩調を合わせたビジネスの会話が出来るので、核心に触れた内容で短時間で相互理解ができる。

 日本の企業や組織にいても、海外の動きに敏感に対応しながら、ご自身の仕事の現在を未来を予測しながら真剣に取り組んでいる方達ともたくさんご縁をいただいている。が、多くは海外の動きを無視して、ここは日本ですからと過去をそのまま踏襲し、ご自身の身の回りの現状維持に腐心しているリーダーが多いのが実は少し気になっている。しかも問いかけに対する対応が遅い。

 イスラエルとパレスチナの紛争。ウクライナの新ロシア派が占拠している地域で起こったマレーシア航空機の墜落事件。目を耳を覆いたくなる悲惨な出来事の中で、どの一つを取っても私どもと無関係な出来事は無い。すべてはすぐにビジネスの現場に跳ね返ってくる今日の世界経済の仕組み・・・などと考えていて気がついた。そうか、インターネットや通信機器の発展が便利な反面、情報量の多さと早さが皆を忙しくしているのかも知れないと。