懐かしいお顔!

 朝日新聞の土曜日版に「フロントランナー」というコーナーがある。今日はJR九州の唐池社長が取り上げられているが、先週はデール時代の受講者のお一人が取り上げられていて、懐かしさと、益々の良いお働きに感動している。

 3月29日のフロントランナーは「片野清美さん、エイビイシイ保育園の園長さん」である。新宿の歌舞伎町で都内初の24時間開所の認可保育園を主催。90人の園児を守る園長さんが、お布団の上で子供たちに囲まれている写真だ。とびっきり素晴らしい笑顔で、子供たちを見つめている。10年ほど前と少しも変わらない笑顔。ここまで来るのに大変な苦難を乗り越えて来たことを紙面を通して知った。

「昼も夜も法に守られて保育が出来る。保育料が劇的に下がり、保護者の負担が減ったことが嬉しい」。31年前に九州から上京して半年後に新宿の職案通りに面した雑居ビルの一室で、24時間、365日の保育園を始めた。資金繰りが苦しく保育室内で内職もした。「子供は社会の宝。昼も夜も幸せでいてほしい。」そんな彼女に「保育の質」とは?を問うと「愛情の深さ、ではないでしょうか。言葉のかけ方一つでも違う。人情のある保育園でありたい。愛情が伝われば子供は伸びる、優しい子に育つ。どんな環境でも、くじけず生きる力を身につけてほしい。」