名も知らぬ遠き島の住民からのメッセージ

大学で教えていたが、退官後大好きなインドネシアに戻って(?)日本語を教えている友人から年賀状が届く。彼の人生は、母国日本での生活よりもインドネシアでの生活の方が長くなったのではないだろうか。インドネシア語がご専門だと思うが、インドネシアでの研究者時代にはスパイスの本なども出していた。辞書も出すのだと言っていたが・・・口にしたことは必ず実行するので、ある日突然、『日本語・インドネシア語辞書』が届くことを楽しみにしている。

今日の年賀状には、熱帯インドネシアの景観のシンボル「ヤシの木」について書かれていて面白い発見をしたので、皆様にもお分かちします。

 

ヤシの木には枝がありません。ですから幹に節がないのです。

その上、冬を知らぬヤシの木には年輪がありません。

日本人の季節が刻む時間意識の「節目」がインドネシアにはありません。

今日も明日も温度が一定の変わらぬ日々がくり返されています。

こちらの人が「ジャム・カレット(ゴムの時間)」と言って時間にルーズなのはこのせいなのでしょうか。

 

何と贅沢な時のなかで過ごしておられることだろう。

時間に縛られないジャム・カレット

最後の”心の洗濯にいらっしゃいませんか?”のお誘いに、現在のプロジェクトが完了したらゴムの時間もいいなーと夢も運んでくれた。