男女格差、日本は対象136カ国中105位?

週末に発表された世界経済フォーラム(WEF)の「男女格差報告2013年」で

日本は対象136カ国中105位であった。GNP世界3位の国で、このような数字が出るとは意外である。2006年から始まった男女格差報告で日本は過去最低の数字だという。「なぜ?」が私の疑問である。周囲を見回しても、実際の仕事の現場に男女の格差は感じていなかったので、そういう意味でこの結果は以外で信じ難かった。

ランクが下がった背景は女性議員の減少による経済活動への参加と機会のスコア向上が目立たなくなったことが原因だとしていた。確かに日本は女性議員が少ない。それには理由があって、議員に当選しても、良い働きをしている女性議員が少ないからではないか。目立つことと良い仕事をしていることの違いを嗅ぎ取る力は有権者は敏感である。女性議員の多くは周囲から押されて出馬をしているが、政治に対す意識の低さや働き方を知らない人たちが多くて、失望させられる政治の仕組みにも問題があるのだと思う。男性議員が女性議員より優れているかというと疑問だが、少なくても働く意識は明確だ。議員に限らず、日本女性の働き方の意識は他国と比べて甘いと感じているのは私だけだろうか?男女を問わず社会全体の女性が働くことに対する意識が変わらないかぎり、この数字は残念ながら変わらないと思う。選挙の度にくり返される政党内の候補者選びが、今回の数字を示していることを関係者はご自覚いただきたい。