優先順位

マネジメントのコースで、多忙なリーダーには時間管理の中でも優先順位の大切さをお伝えしている。自分の日常生活に置き換えたらどのようになっているのだろう。週のはじめは客観的に現状を理解しておきたい。11月3日の学会発表は、今年で4回目。機会を与えていただくのだから、マンネリに陥らないように、今回はパワーポイントを導入して派手にドカンといこうと戦略を練るが、問題は中身である。伝えたいメッセージの整理をまず始める。11月14日の講演も英語なので早めの準備に取りかかりたい。コンサルタントの仕事で、アメリカの大きなプロジェクトのその後の打診もそろそろ必要だ。相手に、この話は見逃せないと思わせるインパクトが大切だ。依頼主と戦略の確認をする。現在取りかかっている国内の大型プロジェクトも、もっと具体的に一つ一つを完成させて、よい積み重ねで落とし込んでいかないと、時はあっと言う間に駆け抜ける。目標から目を離さないで、一歩一歩確実に、誠実に前進したい。

過日ある同じプログラムを経験した台湾の友人から事務所の留守番電話にメッセージが残されていた。律儀なご挨拶と電話をくださった目的を丁寧に残してくださった。このような礼をわきまえた依頼には、優先順位を超えてすぐに返信メールでお答えをしたが、どれも大切な内容だけに、優先順位をつけて、一度に一つの内容に没頭しなければ、どれも中途半端になる恐れを感じて気を引き締めた。