連休明けは快調

3日間の山歩きは苦行になるかもしれないと多少の不安はあったが、お天気に恵まれて、事前に体力と装備もしっかり整えたお陰で、清々しい秋の山を満喫した。

とりわけ素晴らしかったのは朝の日差しで、ブナや檜の林の間から射し込む木漏れ日の美しさは、言葉を失うほどの、神々しいまでの美しさで、あの瞬間に1年間たまった体と心の澱を全て山に捨てて、新しい命をいただいた気がした。

コースは決して楽ではないけれど、適度の苦しさを乗り越える挑戦でもあるのだから、計画どおりの70キロ往路復路を歩ききって、達成感と満足感で大きな自信に繋がった。

昨年は寒さと水分補給を怠ったため(トイレの問題を考慮したこともあったが)途中から脱水症状が出て、足が動かなくなり、特に上り坂は文字通り死ぬ思いでモウロウとしながら歩き、お仲間に支えられて辛うじて下山した。今年は前年の失敗から学び、よく食べ、適度に飲み(一度にがぶ飲みをせずに20分に一度口の中を潤す)寒くなったら早めに防寒用のものを身につける。歩く歩幅は小さく取る。お仲間と時々声を掛け合って励ますなども長時間の歩行には大切なことを今回は学んだ。

毎回新しい発見をして、体力と気力を整えて、次の仕事への挑戦意欲をかきたてることができた。