国内線利用

羽田空港を利用していつも思うのは、平和で良いなー。皆のんびりと寛いで搭乗のアナウンスを待っている。昔は団体客が多かったので、フロアーに車座になってお茶やビールを飲んで大声で話しているグループと一緒になると、読書に集中出来なかったり、時にはあまりの騒がしさに、その場から逃げ出したくなったものだけれど、いまは皆旅慣れて、他者への気遣いもできて待ち時間が苦にならない。

あえて苦言を呈すれば、小さい子ども達を甘やかしている親や祖父母と思われる人たちだ。公共のマナーを学ぶ絶好の機会であるのに、この親達たちには2つのタイプに大別される。一つのタイプは、子どもが何をしようが、大声を上げて泣き叫ぼうが、吾関せずと無視して一切ダンマリを決めこむ。周囲の迷惑を考えない無責任タイプ。もう一つのタイプは子どもを王様か女王様のようにあがめて彼らの言うなりで、親がまるで子どもの奴隷になっている。子どもは助長して我が儘放題である。どちらもせっかくの公共のマナーを学ぶ機会を無駄にして勿体ない。

「目的地についたら思いっきり遊ぼうね、それまでは辛抱しようね」と言ってあげたら、子ども達は我慢を覚えるだけでなく、目的地での夢も広がるはずなのに。