明日に繋がる今日の一言【アクシデント】

突然身に降りかかった予想外のできごとを、どのように受け止め、乗り越えて、先に進むか。その対処のしかたで、その人の人間としての成熟度が問われます。

いろいろな生き方を見てきて、影響力の強い人や責任ある立場の人、巨大組織や企業などを任されている人ほど、突然のアクシデントに巻込まれる比率が高いように思われる。なぜだろう・・・

出来る人たちには更なる精神的強さが求められ、お試しが与えられるのだろうか?

立ち直れない人にはそこまでの人生を、さり気なく乗り越えられる人には、更なる期待感で大切なお役目が待っているのだろうか。

私の狭い範囲の経験で述べるので、そのつもりで受け止めていただきたいが、最近の日本人はアクシデントに弱い傾向の印象が強い。周囲を見渡して、私から見たらほんの些細なアクシデントに右往左往して、病に陥ったり、その道から引く人がほとんどである。アメリカやヨーロッパの知人たちは、先に立つリーダーと呼ばれる人たちほど男女を問わず精神が強固である。久しぶりの再会で近況を確かめ合い、相変わらず秀でたお働きをしていると感心するが、話の中からその間にも様々な私的、公的なアクシデントに見舞われて、内面の葛藤は図り知れないが、少なくとも外から見る限り密かに、さり気なく乗り越えてきたことを知り感服するのである。リーダーとしての揺るぎない責任感に何度感動したことか。アクシデントは次ぎなるステップへの試練と受け止めて、そこからしっかり学びたい。