明日に繋がる今日の一言【以心伝心】

こちらが思っていることは相手に伝わることを実感した。

春の浅い頃、女性経営者と食事をしながら、昔ボストンでのサマースクールの途中で、タングルウッドでのサマーコンサートに行き、最高の気分転換だった話に花が咲き、「少し先だけれど、今年の夏休みにはご一緒にサイトウキネンで小沢征爾さんの指揮を聞きたいわね、ぜひ行きましょう。」

時間は駆け足で過ぎて、わたくしの夏休みはドキュメンタリー映画の収録に集中したので、約束を守れなかったことを反省。実現できなかったこと詫びる連絡をしたところ、「実は明日、切符が一枚手に入ったので、行って来ます。」何というタイミングで、しかも嬉しいニュースだろう。彼女もサイトウキネンは忘れていなかった。しかも明日実現するとは!ホッとして心が軽くなった。「わたくしは明日は京都なの。9月になったらご一緒にコンサートに行って、その後この夏ザルツブルグで聞いてきたウイーンフイルのご感想と明日の小澤さんの指揮をお聞かせください」約束は守りたいけれど、守れなかった時は、率直なお詫びで、相互に痼りを残さないで前に進むことができる。以心伝心ってあるんです。