明日に繋がる今日の一言【米国から日本を見つめる歴史家】

約1年ぶりに赤坂にある米国の企業を訪問。昔は本国のカレンダーに合わせてお盆休みは無く、個人の判断で夏休みを取っていた。が、最近はそれぞれの国のカレンダーに合わせて休みを取る習慣が定着し、お盆休み明け2日目の今日は、まだ職場が仕事モードになっていないと笑わせていた。ビジネスの世界での日米間の理解と改善は進み、一緒に同じ目標と成果を目指して仕事をしている。

今朝の朝日新聞にアメリカの歴史家にインタビューした記事が掲載されていたが、政治の世界は少し違うらしい。安倍政権の右翼化傾向の報道を嗜めて「日本に関する海外メディアの報道は極端で、しかも浅い。日本がすぐに軍国主義になることはないし、憲法9条への支持はいまだ強い。なのにメディアは安易にレッテルを貼る。」としながら、「戦争が終わって70年近くが経つというのに、いまだに戦後という言葉を使っているのは日本だけ」といいつつ「この20年ほどで、戦争の記憶に関する『グローバル記憶文化』とでも呼ぶべき国家が過去に行った行為について新しい国際規範が出来た」「世界的な「常識」の変化に無頓着」との指摘は重い。国家の自画像をどう描くかを問われているようだ。