明日に繋がる今日の一言【自らの学び】

今日は私が深い関心を持って取り組んでいる自国の成り立ち、歴史、宗教、文化を学ぶ日。長年海外でのパーティーで、日本の歴史や文化について質問を受けたとき、自国を語ることが出来なかった苦しい経験。同レベルの友人たちの質問に応えることができなくて、最初に取りくんだのが茶道、お茶との出会いで室町時代以降の文化、にじり口から入る茶室のしつらえ、空間、お道具と取り合わせ、短歌、書、香道、華道、懐石料理、炭の組かた、紐飾り、おもてなしと受け方、季節を楽しむお茶事の中に日本の豊かな文化を感じて、この学びを通して自国を少し語ることができるようになったと嬉しかったし、海外の友人の中には、日本の文化に興味と関心を深めてくれたかたもいる。ところが、数年前、フィレンツェで同じような状況のときに、お相手は「あなたは室町以降の話をしておられるが、私が知りたいのはそれ以前の日本、そう大和の文化や宗教、世界最古の木造建造物にまつわる話をお聞きしたい」ロスチャイルド・ファミリーの一員からの質問に言葉を失った。自国の成り立ちや当時の文化を歴史の教科書で学んだ以外は知らなかったことに気づかせていただいた。知りたい意識を持ち始めたら、思いがけないところから出会いは生まれた。月に2、3回山岳宗教から始まり、天皇の護持と神宮や大社、神社の誕生と日本の仏教、大和の文化などを学ばせていただきながら、自国の独自性と地球の中での役割を改めて考えさせられている。弊社の標語 Global Thought Local Action グローバルに考えて、自国で活かす。その結果、新たなご提案を海外に紹介する。自国をより良く知ることで、このような流れを創ることができると学びのたびにワクワクしている。