明日に繋がる今日の一言【確かにそうかも知れない】

選挙に関する興味深い記事に出会った。映画監督・想田和弘さんのコメント−自民圧勝は予想していたが、相変わらずの低投票率に驚きました。なぜこのような状況がずっと続くのか。それは、有権者が自分たちのことを「消費者」のようにイメージしているのが理由だと思う。09年は民主党が大勝して政権交代したのに、わずか3年後には自民党が圧勝して元通りだなんて振れ幅が大きすぎませんか?有権者の投票行動が「場の空気」に左右されているようにしか思えません。消費者には当事者意識がない。提供されたサービスの中から選び取るだけの受動的な存在なんです。仮に良質な商品が出てこなくなったら「それは供給者側の責任だ」と考え、自分たちは買ってやらないぞという姿勢になってしまう。―これを読んで、私の心の中を読み取られているような気がしてドキッとした。続いて「私たちは消費者じゃないんだ」ということに気づかなければ、論点のすべてがずれていってしまう。有権者と消費者は根本的に違う。民主主義とは、主権者である民衆のひとりひとりが判断し、決定し、責任を負うという政治システムですよね。この「責任を負う」というところが大事なんです。でも、消費者は責任を負う必要がない。この点が決定的に違います。ーハフィントンポスト日本語版よりー心当たりの方はご参考にしてください。