明日に繋がる今日の一言【立て直す】

知人の訃報が続いている。最近は「お別れの会」などのご案内を通して、はじめて、既に旅立たれていたことを知らされることが多い。近親者でお見送りをして、落ち着いた頃に、友人、知人に知らせて、故人を偲ぶ、ご遺族の周囲への配慮が感じられる。七夕、お盆と”文月”には、日本古来の死者を弔う行事が続くことも要因なのかもしれない。

わたくしの勝手な想像だけれど、1年の半分が終わり、ここまで順調に来た方たちは、ここで肩の力を抜いて、少しホットする時間を持ち、後半に備える。あまり成果を出せなかった方たちには、再出発、立て直しのチャンスの時のような気がしている。既に旅立った方達に思いを馳せて、残してくれた思い出と一緒に、故人の人生から学ぶことは多い。”文月”はあの世とこの世でメセージ(ふみ)交換をして、元気に前進する大切な節目の月であるように思われる。そう考えると、日本人の先達の知恵の深さに、あらためて感動する。