明日に繋がる今日の一言【親子の絆】

素晴らしい若者に出会うと、ご両親の深い愛情を感じて感動する。父親の仕事の転勤で、思いがけず高校生3年で渡米。言葉のハンディーを乗り越えて、大学、大学院へと進み、7年間の滞米生活で経験した異文化体験が、帰国して1年に満たない彼女の人間として、女性としての輝きを深くしている。グローバルな活躍を前に「時代を超越した女性のあり方」をマンツーマンでコーチングさせていただいている。最年少の受講者から、私自身が学ぶことが多い。

彼女の素晴らしさは、背骨にご両親の考える家訓のような価値観がしっかり通っていること、そのうえに彼女の経験値が加わるので、言葉や行動に軽さがありません。「両親は何かを決定する時に、決して一方が良くて、一方が悪いという見方をしません。その影響で、私も人さまをご指導する時の評価に絶対とか、それは間違っていると言い切ることができません。また、父は常に他者のためになることを最優先で行動しているのを見ているので、自分はこれで十分だろうかと気になります。」「アメリカで学んだことは、一人一人が自分で判断して責任を持ってやり遂げることです。仲間は本質を見て、率直な言葉で評価や励ましをくれるので素直にうれしいです。日本では体育祭や学祭で皆で協力して一つのことを達成する、このような催しが向こうには無かったのが残念でした」親子で絆を紡ぐ素晴らしさを見させていただいている。