明日に繋がる今日の一言【逃げない】

リーダーの発言に一貫性がなくて、二転三転するのを、残念ながら時々耳にします。特に政治の世界では、有権者が自ら選んだリーダーの仕事のその後に注目していますから、このような状況には敏感に反応します。勿論わたくしもその中の一人です。

成り行きの過程で、明らかに周囲からの助言や自らの学びで、気づきや成長が感じられる変化が表れた時には、その後に期待をします。

しかし、明らかに言い訳をしていると感じた瞬間に、信頼は失望に変わります。

言い逃れほど人格をさげるものはありません。

最近の傾向として、プライドの低い人が、責任ある立場を気軽に求め、不思議なことに世間もそれを認めるので、問題が生じた時には平気で言い逃れをして、その場をとりつくろう傾向が強いように思います。

責任ある立場は最終的には本人が選んでその状況にいます。出来ないと思ったら辞退する選択があるからです。引き受けた役割の中で、言い逃れや言い訳は厳禁です。

日本に元気がなくなってきたのは、責任感の稀薄と言い訳が許される社会的風潮ができた頃からのような気がします。リーダーはまず、強い責任感で、言い逃れをしない、逃げないで、起こった問題と真正面から真摯に向きあうことです。