明日に繋がる今日の一言【中東を懐かしむ】

中近東に詳しい旅行会社のYさんから久しぶりの旅の案内と近況報告が届いた。20代にイスラエルのヘブライ大学に留学の経験があり、中東に関しての思い入れが強い、名道先案内人。今回の企画は『ポーランドとエールの受難劇鑑賞の旅』『パウロの足跡を偲ぶトルコの旅』『ヨルダン川の向こう側ヨルダンの旅』と彼らしい企画だ。

東日本の震災に触れ、ほとんど時を同じくして始まったシリアの内戦に言及し、2年が経過して依然として収集の気配がしないこと。シリアはもう国家としての体をなしていないと思われること。周辺の国々に避難した人は100万人になろうとしている信じ難い数字で、しかも現地では、新たに多くの人が、日々命を落としている悲惨な状況を憂う内容に、20数年前、数回あの地域を案内していただいた旅を思い出す。季節はちょうどいま頃で、砂漠に咲く野生のシクラメンの花が印象的だった。市民生活は豊かではなかったけれど、それぞれの国はそれなりに安定していて活気があり、あの地域の歴史を辿る旅はユニークで楽しかった。特に現地の子どもたちと触れあった時間は忘れられない。2000年のイスラエル訪問を最後に、私自身はあの地域を訪れていない。ニュースで知る情報から、いまは訪問の時ではないと考えている。Yさんにとっては、あの地域は第二の故郷の感覚であろうから、平和な時も、病む時も、見過ごすことができないのだろうと思った。中東に一刻も早い平安が訪れることを祈った。

 

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コメント: 1
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    Nakita Ritz (木曜日, 02 2月 2017 20:23)


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