明日に繋がる今日の一言【カリブ地域】

今年1月、カリブ海のクルージング途中で、一人ニューヨークに戻るとき飛行機がプエルトリコ経由だった。このときに空港内でアメリカ入国の手続きをして、初めてプエルトリコがアメリカ合衆国の自治的未編入領域(コモンウエルス)であることを実感する。スペイン語が公用語(もちろん英語も)の南米の香りの中で、ここからアメリカを自覚するのに少し違和感を感じたものだった。

 

ベネズエラのチャベス大統領の国葬には中南米・カリブ地域を中心に各国の首脳クラス約50人が参列しているニュースに、チャベス大統領同様反米のイランのアフマディネジャド大統領やキューバのカストロ首相の姿をみとめ、あの地域の歴史や文化の積み重ねのうえに今日の政治や経済が成り立っていることに疎かった認識をして反省させられた。アメリカからはジェシー・ジャクソンが参列している姿も目が止まった。この3ヶ月間で、あの地域のおかれている状況への気づきの機会が与えられて感謝。