明日に繋がる今日の一言【王羲之展】

上野の国立博物館・平成館で開催中の「王羲之」展を鑑賞。9時半の開館直後から大勢の人が書を芸術にした書聖の筆跡を一目見ようと押し寄せていた。

バランスの良い素直で力強く、洗練された一字一字を目で追っていくうちに急に懐かしさがこみ上げて来た。4世紀の中国・東晋時代の作品だというのに・・・。

「書は心をあらわす」と聞いたことがあるけれど、王羲之からは魂がきれいな人であったに違いないという印象を受けた。

 

引退したら、書を始めたいと夢を描いていたが、体力、気力が充分あるうちに取り組んだほうが良さそうだと考え始めた。理由は書には高い精神の集中と体力が求められるのではないかと鑑賞していて感じたからだ。