明日に繋がる今日の一言【Jiro Dream of Sushi】

『Jiro Dream of Sushi』を見ましたか?NYで複数の知人から声をかけられた。相変わらずスシの人気は高い。クリスマスに再会したスエーデンの友人は「ストックホルムでは週2日はスシを食べている」と言うので、思わず「30年前のあなたは生魚を食べる日本人を軽蔑していたのよ」「ずいぶん昔のことを覚えているのね、スシは体に良いし、美味しいし、何よりも哲学がある。あなたは誇りに思うべきよ」このような発言を聞く要因の一つにいまNYで評判のドキュメンタリー映画 Jiro Dream of Sushi の果たしている役割は大きい。ミシェランの三ツ星に選ばれた、銀座のビルの地下にあるカウンターわずか10席の鮨屋のご主人、小野二郎さんの鮨にかける情熱を等身大に写して彼の仕事を追っている。アメリカのドキュメンタリー制作者たちに感謝。職人さんの高い見識と実行力、丁寧な仕事ぶり、弛みない挑戦、仕事に取り組むときの厳しい集中力と離れたときの穏やかな表情、これらを育む文化。リーダーたちに見ていただきたい作品。日本での上映を希望します。